高齢者が嚥下しやすい食事のポイントと介護の負担を減らす宅配食!

義父向けの食事が難しい…

 

 

 

はじめまして。

 

私は現在、夫と2人の子ども、それに夫の父親(つまり義父)と一緒に住んでいます。

 

 

 

今年72歳になる義父はまだまだ歩けるし元気なのですが、噛む力が弱くなってきているのか、

 

食事中たびたび「これ硬くて噛めんわ!」と文句を言われます。

 

 

 

(一生懸命作ってるのに文句ばっかり!)とカチンと来ることも正直ありますが、

 

私の落ち度であることも多く…。

 

私なりに材料をなるべく小さめに切ったり、長めに煮込んだりと工夫はしているのですが、

 

どうしても見逃してしまう部分があるんですね。

 

煮物に入れた野菜のうちの1つとか…。

 

最近は前食べられたくらいの硬さの物でも噛めなくなって、

 

たまに「もうええわ!」と怒って食事を途中で中断してしまうこともあります…。

 

 

 

 

普段は優しい義父なのですが、元々食べることが好きな人。

 

きっと自由に食べれない自分自身にイライラしているのでしょう。

 

私も何とか不自由なく色々食べさせてあげたいと思っていますが、素人では柔らかく作るのが

 

難しいものも沢山あるんですよね。

 

 

 

 

これまで自己流で色々アレンジして頑張ってきましたが、そろそろ私一人の力では限界。

 

そこで、高齢者が食べやすい食事について勉強してみることにしました。

 

硬い物を無理に食べさせて喉に詰まらせるようなことがあっては一大事ですからね。

 

 

 

当サイトではそんな私が勉強した内容について書いて行きたいと思います。

 

硬い食事が摂れない高齢者を介護している方は是非参考にしてみてください。

 

高齢者に向いた食べ物・向かない食べ物

 

 

 

高齢者の方がなりやすい食事トラブルは大きく分けて2つあります。

 

  • 硬いものが噛めない
  • 喉に詰まりやすい

 

硬いものが噛めないのは噛む力が弱まるため、

 

喉に詰まりやすいのは嚥下する(飲み込む)力が弱まるためです。

 

これらを合わせて摂食・嚥下障害と言います。

 

 

 

特に命に関わってくるのが嚥下障害です。

 

お正月にお年寄りが餅を詰まらせて無くなったというニュースは毎年のようにありますが、

 

あれはまさに嚥下障害によるもの。

 

また、飲み込む時に気道に食べ物が入ってしまい、それが原因で肺炎になってしまうこともあるそうです。

 

 

 

一方、噛む力が弱まることに関しては、直接命に関わることではないですが、

 

食事が楽しくない・苦痛だと感じてご飯を食べなくなってしまう場合も多いそうです。

 

義父も若干これに近い感じになっているのかもしれないですね。

 

 

 

こういったトラブルを避けるための食べ物はどのようなものがあるのでしょうか?

 

 

高齢者が食べにくい食べ物

 

 

 

まずは高齢者が食べにくく、嚥下しにくい食べ物を紹介します。

 

  • 硬い・噛みきりにくい物(キャベツの芯、ゴボウ、イカ・タコなど)
  • 口の中にくっつきやすい物(海苔、餅など)
  • パサパサしている物(パン、クッキー、芋など)
  • バラバラな物(おから、ひじき、ひき肉など)
  • スルっと喉に入ってしまうもの(飲み物全般、味噌汁など)

 

 

硬い物・噛みきりにくい物や口の中につきやすい物、パサパサしている物なんかは誰でも

 

駄目そうと分かりますが、下の2つに関してはお年寄りが食べやすそうにも思えますよね。

 

 

 

バラバラの物と言えば、病院で出されるきざみ食なんかもあって、噛みにくい高齢者には

 

良さそうです。

 

私自身、硬そうな物は小さく切ればいいやくらいに考えていました。

 

ただ単純に刻んだだけの食事では逆に誤嚥の可能性が高まってしまうんです…。

 

 

 

なぜかというと、口の中で散らばると、自分で飲み込もうと思ってない時に飲み込む危険があるため。

 

健康な人でも飲もうとしていない時に飲み込んでむせてしまうことってありますよね?

 

あれと同じ事になりやすいんです。

 

 

 

一番下のスルっと喉に入ってしまう物も同じ理由です。

 

ただ、飲み込みやすいスルっとした物が全部駄目な訳ではなく、自分の意志に反して喉に直行してしまう

 

ようなものがダメってことですね。

 

 

高齢者が食べやすい食べ物

 

 

 

では高齢者が食べやすい食べ物とはなんでしょうか?

 

正解は「まとまっていて柔らかいもの」です!

 

 

 

具体的に言えば

 

  • 細かい食材をつなぎでくっつけたもの(ハンバーグなど)
  • 柔らかいゼリー状のもの(茶碗蒸し、ゼリーなど)
  • 液体にとろみをつけたもの(あんかけなど)

 

このようなものですね。

 

※もちろん、茶碗蒸しやあんかけなどは中に入っている食材も柔らかくしておく必要がありますよ。

 

 

 

これらを応用すれば、食べにくい食材も食べやすく加工することも可能です。

 

例えばスープにとろみをつけて飲みやすくしたり、食材をフードプロセッサーなどで細かく砕き

 

つなぎをつけて焼いたり、といったことですね。

 

これならば噛む力が弱くても大丈夫ですし、スムーズに飲み込めるようになります。

 

 

 

このような料理を介護食と呼びます。

 

義父の場合まだ全く噛めないほどでもないので柔らかいソフト食で充分ですが、

 

更に噛めない・嚥下しづらい状態になるとミキサ―食や嚥下食・流動食と言うように、

 

より液体に近い食事を用意する必要が出てきます。

 

介護食を作るポイント!

 

高齢者は低栄養になりやすい?

 

 

 

高齢者の中には低栄養状態の人が少なくないと言います。

 

食べ物が豊富にあるこの時代に不思議ですよね。

 

 

 

その原因は食欲の低下と偏食にあります。

 

高齢になると徐々に食欲が衰え、「あんなに太ってたのに…」という人でも痩せてしまう

 

ことが多いですよね。

 

このように食べる量が少なくなのは自然なことでもあるのですが、これに追い打ちをかけるのが

 

偏食です。

 

上でも書いてきましたが、高齢者は硬い物が食べにくいなど食事に制限がかかりやすくなります。

 

そこで、ついつい同じ物ばかりを食べてしまうことで栄養が偏ってしまうんですね。

 

 

 

介護食を作る場合にも、つい簡単で使いやすい食材ばかりを使ってしまうことが多くなると

 

思いますが、なるべく偏らない食事を作ることが大切です。

 

 

 

特に高齢者が不足しがちなが、肉・魚などのたんぱく質と炭水化物などのエネルギーです。

 

他にも硬いからといって避けがちな野菜のビタミン・ミネラルも

 

若い人の場合メタボ対策など食事をセーブをすることもありますが、高齢者はむしろ若い人以上にしっかり

 

食べる必要があるんです。

 

 

噛みやすくする工夫

 

 

 

噛みやすい食事を作るための工夫としては、3つの方法が主に使われます。

 

 

元々柔らかい食材を使う

 

柔らかい食材の例としては、豆腐や白身魚、ミンチ肉などがあります。

 

しかし、素材自体が柔らかいものって実はあまりありません。

 

特に生の野菜は高齢者にとって食べにくいものが多いです。

 

(トマトなど一見柔らかいものでも皮が引っかかったりします。)

 

 

 

これだけで料理をするのはレパートリーが狭まり、栄養が偏ることもあるので、

 

他の方法も併用していく必要がありますね。

 

 

硬い食べ物は、細かく刻む

 

噛む力がない人がそのまま飲み込んでしまっても大丈夫なように細かく刻む方法です。

 

具体的なやり方としては、ある程度柔らかくなるまで煮た後、包丁で細かく砕いたり、

 

フードプロセッサーにかけるという感じですね。

 

 

 

ただ、噛む力が残っている人には、細かいもの・飲むようなものより、固形を保っているものの方が

 

楽しく食事ができますし、本人の噛む力を少しでも長く維持することができます。

 

 

水分を加える

 

水分を含むと柔らかくなる食べ物は、水や牛乳などにつけることで、柔らかく

 

食べやすくなります。

 

一番有名なのがお粥ですね。

 

他にもパンを牛乳に浸したりする(フレンチトースト)などで使えます。

 

 

長時間煮込む

 

普通よりも長時間煮込むことで、より柔らかくすることができます。

 

例えば煮物やうどんなどの麺類がこれに当てはまります。

 

煮物の場合、沢山の具材が入りますので、硬いものが残っていないかしっかり

 

チェックしておきましょう。

 

 

飲み込みやすくする工夫

 

 

 

続いて嚥下力が弱い人が飲み込みやすくするための工夫です。

 

 

とろみをつけたり、ゼリー状にする

 

ゼラチンを使ってゼリー状にしたり、片栗粉でとろみをつける方法です。

 

これによって喉に引っかかることなく、スムーズに飲み込むことができるようになるんですね。

 

上で紹介した細かく刻むような調理法だけでは口の中でバラけてしまいやすいので、

 

刻んだものはこれでしっかりまとめてあげると食べやすくなります。

 

 

 

また、ゼラチンや片栗粉だけでなく、もっと簡単にとろみを付けられる商品もあります。

 

アクトケア つるりんこ Quickly 300g 【森永乳業グループ株式会社クリニコ】【P25Jan15】

 

 

飲み込みやすい大きさにする

 

いくら柔らかくても大き過ぎる物は喉に詰まりやすくなります。

 

そこで、あらかじめ一口大の大きさに切っておくことで、喉に詰まる事故を未然に防ぐことができます。

 

ちゃんと自分で切れる人はここまでする必要はないと思いますが、

 

認知症がある方などはこのような心遣いは大事かもしれませんね。

 

 

 

 

 

具体的なレシピは専門のレシピ本などの他、クックパッドにも「嚥下食」などで検索すれば

 

多数掲載されています。(→クックパッド「嚥下食」の検索結果

 

何を作っていいのか分からないという方は参考にしてみては?

 

ただ、介護する人によって柔らかさの基準が違いますので、必要に応じて実際に食べる人に合わせた

 

柔らかさにアレンジしてみてください。

 

レトルトや配食サービスも有効利用しよう

 

ここまで自分で作る方法をご紹介してきましたが、毎食自分で手作りするっていうのは

 

現実的ではありません。

 

介護食は普通の食事よりも調理の手間が多いですし、時間もかかります。

 

毎食介護食を手作りし、更に他の家族の分の調理も…とやってたら、それだけで1日終わってしまう

 

ことになりかねません。

 

特に嚥下障害がある方の場合、とろみをつけたり、ドロドロにしたりかなり大変だろうと思います。

 

 

 

現在ではこのような介護食の手間を省いてくれる商品も出ているため、上手に活用していきましょう。

 

 

市販のレトルト食品・冷凍食品

 

 

 

スーパーやドラッグストアなどでは、介護食としてレトルト食品・冷凍食品が販売されています。

 

近所のスーパー、ドラッグストアにない場合は、ネットでも購入できます。

 

【楽天リンク】

 

 

おじやを始め、うどんや肉じゃがなど徐々にバリエーションも増えてきて結構色んな味が楽しめますよ。

 

ただ、こういった商品を利用するとお気に入りの物ばかりを食べるということになりやすく、

 

栄養バランスが偏る恐れがあるのでその点は注意してください。

 

あと種類があると言っても、さすがに毎食レトルトだとすぐにネタが尽きてしまうので、

 

たまには自分で作ってアクセントをつけるなど工夫する必要がありますね。

 

 

 

介護食以外にも市販の離乳食を利用するという方法もあります。

 

ただ、離乳食は当然赤ちゃん用に作られた物なので、介護職とは少し特徴が違います。

 

とろみが少なかったり味が薄かったりするので、出す前に多少手を加える必要があるかもしれません。

 

 

宅配食サービスを利用する

 

 

 

もう1つが宅配食のサービスです。

 

これは1食分のおかずが冷凍などで配送されるサービスで、レンジでチンするだけで数種類のおかずを

 

1用意できるというもの。

 

宅配食サービスは栄養士さんがついていることが多く、栄養バランスを考えて献立を考えているので、

 

健康にも非常にいいんですよね。

 

 

 

宅配食サービスの中には噛みにくい人・飲み込みにくい人用の食事に特化しているサービスもあります。

 

それが「やわらかダイニング」というサービスです

 

 



 

 

 

これはうちでも利用させてもらっているサービスです。

 

名前の通り、柔らかい宅配食にこだわったサービスで、やわらかさも「ちょっとやわらかめ」「かなりやわらか」

 

「ムースやわらか」の3種類から選ぶことができるんです。

 

 

 

家で作る際には、どうしても本人に合わせた硬さ調整って難しいですよね?

 

硬すぎると当然食べれないし、柔らかすぎても噛む力をますます弱めてしまいます。

 

その点、「やわらかダイニング」では柔らかさを均一にして提供してくれるので、合ったものを選べば、

 

本人にとって満足度の高い食事を摂ることができるんですよね。

 

おかずも1食で4品ついてくるため、レトルトよりバリエーション豊かで栄養バランスもばっちり。

 

あと毎食メニューが変わるため、同じものばかりにならないのがレトルトより良い点です。

 

 

 

 

うちでは1食は「やわらかダイニング」にお願いし、残り2食をレトルト・自分で作るという形になりました。

 

最初は「冷凍ってどうなんだろう?」と思いましたが、義父も気に入って喜んで食べていますし、

 

私自身も1食分が完全に手間が省けてとても助かっています。

 

 

 

価格は7食で4,968円(ちょっとやわらかめ)〜5,616円(かなりやわらか・ムースやわらか)

 

ちょっと高めではありますが、自分で調理する手間を考えたら仕方無いとろこでしょう。

 

初回は送料無料で注文できますので、まずは柔らかさを確かめるためにお試ししてみては?

 

(7食単位で注文できます。)

 

 

 

硬いものが食べられない、物が飲み込みづらい高齢者の介護をしている方は、

 

高齢者の方の食事の楽しみや、ご自身の介護負担を減らすためにも是非有効活用してみてくださいね。